思い出の昭和、そして上月町
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(第81話)精米はこうします。

<<2011.11.23記(2013.01.05一部修正)>>
ボクが子供の頃、田舎の農家では精米も機械を使って自分の家でやっていました。もっと昔はシーソーみたいな道具でコメフミというものをしてたみたいですが、さすがに私はこの時代は知らない。

私が中学生高学年になった昭和45年あたりから、精米は私がたまにしていました。

その頃の様子です。

まず循環式の精米機を倉庫から引っ張り出してきて庭先に設置します。
次に発動機(エンジン)を引っ張り出してきて、ベルトをかけるに良い場所に設置します。
そしてベルトの張力が発動機より軽いと思われる精米機を引き寄せてしまって弛まないように、精米機と発動機の間に棒をかまします。さらに棒と発動機の間にジャッキを介しています。

2つの機械のそれぞれのプーリーの平行度を保ってベルトをかけて、ジャッキでベルトが張るようにします。
発動機の吸気バルブを手で引っ張って開けっぱなしにしてから、はずみ車についた始動用の取手をもって何回か回して、ベルトが外れないかを確認しときます。
精米機の上部にあるホッパーに玄米を入れます。普通は一斗(コメで約15Kg)をいれますというか、我が家の精米機はこの容量のものでした。
このとき気を付けなければいけないのは、コメが循環するための蓋を閉じておくことです。でないと、発動機を始動させるときに、へたすりゃ無茶苦茶な負荷をかけてしまい、始動させることすら難しくなるのです。

さて、いよいよ発動機の始動です。
こんなのです
小さいな燃料入れにガソリンを入れます。
灯油がタンクにあるか確認、なければ灯油タンクに灯油を入れておきます。
実はこの発動機は灯油で動きます。
あ、忘れていけないのは発動機のホッパーに水をいれることです。でないと焼き付きます。
潤滑用オイルも給油装置にいれておきます。
燃料切り替えレバーをガソリンに倒しておいて・・・・

吸気用バルブを手で引っ張ってデコンプ、おもむろにクランクに直結したはずみ車についた取手をもって、回します。
はずみ車に文字通りはずみがついた時を見はかって、吸気バルブを引っ張っていた手を話します。
一発目の爆発を感じたらはずみ車を回していた手も放します。
タン、 タン 、タン タン タン タンタンタン タタタタタタと回り始めたら、様子をみながらゆっくりと燃料切り替えレバーを灯油側に倒していきます。
このときにあせらずにゆっくりと様子を見ながらレバーを倒すことです。でないと、せっかく回り始めた発動機は止まってしまいます。 発動機がそこそこに温まって、灯油で回り始めたら回転をゆっくりと上げていきます。
音を聴きながらこんなものか?とおもわれる回転で安定させ、そしてここで初めて精米機の循環用の栓をあけます。
そうするとコメが循環し始めて精米がされていきます。だいたい45分から60分くらい、循環させれば結構白くなってたと思います。
出てくる(落ちてくる)糠の色を見れば良いわけです。最初はベージュ色だった糠が最終的には白い糠に変わりますから・・・余談ですが、この時点でビタミン要素が捨てられたとも言えるわけですよね(^^;
いまから考えると結構手間だったのですが、この一連の行事を中学生であった私は一人前になったような気持ちでやっておりました。
兼業とはいいながらも一応は農家でしたから、男の子たるもの、こんなことくらいできるわい!てな心意気だったと思います。
現在ですか?現在では私はもらいものの精米機を使ったり、当時とまったく同じ仕組の精米機に電動モータを組み合わせた循環式でやったりと、そのときの気分で選んでいます。そうです、今でも精米は自分ちでやっております。
我が家には息子がいませんので、私が昔やってたようなことをさせる奴がおりません(^^;
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