思い出の昭和、そして上月町
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(第55話)栗のイガは痛かった

<<2007.9.21記>>
確か私が小学4年か5年生ころのことです。西暦で言うと1966年か1967年ごろかな。
近所の同級生と言うのはHちゃんとHちゃん。残念ながら片方のHちゃんは若くしてこの世を去り、残念でした。で、もう一人のHちゃんは大阪でサラリーマンしています。
そのHちゃんとの思い出なのですが、私たち「やまがのいなかっぺ」は山や川で遊ぶのが常であり、秋を終えた田んぼで遊ぶのも楽しかったものです。
そのHちゃんと秋も深まった山で遊んでいるときのこと、テレビのドラマなどで二人の男が争う場面があり、その最中に二人の男はもつれ合いながら山の斜面を転がり落ちるわけです。
その場面の真似をしようということになり、山の斜面で冗談でもつれ合いながら転がり落ちたのです。ほとんど下まで落ちたとき何ともいえない痛みが私のお尻を襲ったのです。
そうです、栗のイガが私のお尻全域に渡って・・・・刺さりました・・・・
あわててズボンを下ろしてパンツを下ろして・・・そして一個一個のイガを手探りで抜いていきました・・・痛いやら、なんか痒いやら・・・、そうです、いわゆる「イタガユイ」というやつです。
ほんとに情けない状況でした。でも今考えるとなんか矛盾がありますよね?
ズボンの上から刺さったのですからズボンを脱いだ状況で、ズボンと一緒にそのイガは抜けていても良いはずですよね?
でも現実は大変でした。半べそかきながら抜いていったのですから・・・
そんな「イタガユイ」を作れた当時のワイルドな餓鬼であったのが、今考えると本当に幸せだったような気もします。
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