ゲーム

思い出の昭和、そして上月町

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(第47話)ゲーム

<<2006.12.13記>>
あれは何と言うゲームだったでしょうか。佐用姫まつりで母に買ってもらったパチンコゲームとでも言うのでしょうか？
巾6Cmくらい、縦8Cm、厚さ1Cm弱でしたか、透明なプラスチックに囲まれて弾きレバーが右下についている。
中に小さな金属製のボールが一個。それをビーンと弾いて、中にしつらえてある得点ポケットに入れるという単純なおもちゃ（以降便宜上パチンコと言っておこう）。小学校のそれこそ2から3年生のころ、佐用姫神社の露天で買ってもらったもの。しかしこれで遊ぶ暇もないうちに壊してしまいました。
我が家の裏庭にはちょっとした空き地がありまして、花壇に出来るような感じでした。そこで男の子である私はスコップで穴を掘って遊んでいたのです。胸ポケットには先ほど買ってもらったパチンコが入っている。
何回がザックザックと穴を掘っているうちにあまりに一生懸命やっていたので、胸ポケットからポーンとパチンコが躍り出ました。スコップは今まさに振り下ろす瞬間！！
パチンコは掘りかけの穴の中へ・・・・・
スコップはまっすぐにその穴のほうへ・・・・
あ！！と思っても手は止まらないものですね。まだ一回も遊んでいないそのパチンコは、衝撃的末期を迎えたのです。私の振り下ろしたスコップに哀れ・・・・・・・・・

実はこの小学校2年だったか3年だったかのこのときの体験はトラウマとなって、私の人生を慎重なものにしてくれました。
ものを買ったときは決して有頂天になってはいけない、冷静になれ。
高額なものを買って帰るときにはうっかり忘れ物としないように、落とさないように、車と喧嘩しないように・・・・。
いまでも心の中に生きています。