思い出の昭和、そして上月町
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(第45話)ブーメラン

<<2006.10.29記>>
以前にこのコーナーで書いた私が小学生の時の上月市の賑やかだったこと。この上月市での思い出のひとつにブーメランを友達のK君と買ったということがありました。1967年の冬のこと、たしか120円くらいもものだったと記憶しているのですが・・・・
今の120円とは値打ちが違いますので、当時の私たちにとってはやや高価なものではあったと思います。マブチの模型用モータが大体100円以上していましたから、なんでこんなシンプルなものが120円やねん、とも思ったような気がします。
後にかなり安いブーメランが出たりしましたが、さすがに「もの」が違っていました。その120円也のブーメランは結構厚手の樹脂でできていて、しかも柔軟性がありました。手にもった感じもしっくりとなじんで子供ながらに安物で軽いプラスチック製とは一線を画すな・・・などと悦に入っていました。
さてさて、そのブーメランですが投げた後、自分のほうに返ってこさせるにはかなりの練習が必要でした。都会とちがって練習場所には事欠きませんでした。といいますのは「田んぼ」が回りにあったからです。稲刈りをしたあとの、しかもまだ耕していない状態の田んぼは格好の遊び場所でした。子供が少々踏んでもあまり叱られなかったと思います。
練習のかいあって、自分のほうへ結構返ってくるようになりましたが、しかしその返ってきたブーメランを受けるというのはちょっと怖くてなかなか出来ませんでした。でもたまに恰好のパターンで自分のほうへ向かってきたときは受けることが出来るようになりました。
楽しい冬の遊びでした。
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