思い出の昭和、そして上月町
●検索サイト等、他のリンクをたどってこのページに直接こられた方はココをクリックしてください。

(第32話)石炭ストーブの思い出

<<2006.02.02記>>
現在の教室では石油ストーブ、また上月中学校新校舎ではエアコンが装備されているそうですが、私が小学生のころは「だるまストーブ」でした。校舎の東の端に石炭置き場がありました。そして当番は焚き付けようの薪を持っていったものです。そして現在と大きく違うのは、そのストーブに火をつけるのは私たち当番だったということです。現在では子供に火をつけさせるなんてことは決してさせないでしょう。
しかし、私たちは自分たちの当番が石炭を運び、火をつけ、灰をすてたのです。それだけにスイッチ一つで燃えて、灰を捨てる必要もない石油ストーブとはまた違った苦労もありました。
下級生の教室のストーブには上級生が火をつけるのです。
朝礼が行われている時間の間に石炭に火が燃え移っていなければなりません。で、たまに少しあせって薪が充分に燃えていないうちについ、石炭をくべてしまうことがありました。そうしたら最悪です。ものすごい煙が発生して教室の向こうが見えないくらいになってしまうのです。そうこうするうちに朝礼が終わりかけます。そうすると余計にあせって無理をすることになってしまい、最終的に収集がつかなくなってしまい、最悪の醜態を下級生にみせてしまうこもありました。
そりゃそうですわ、朝礼が終わって教室に入ると向こうが見えないくらいの煙が教室に充満しているのですから・・・・
さすがに先生もむっとします。で、失敗した私は後を先生にお任せして自分の教室にすごすごと帰ることとなり、情け無い気分に陥ったものでした。
とは言え、当番の時には全て失敗したわけではありません。そういった経験もあったということです。
石炭の中にはたまに化石がありました。といっても動物のものは見たことがありませんで、大体が植物の葉っぱでした。でも、見つけたときはうれしかったです。
All rights reserved by AL-Works
kozuki-town Sayo-gun Hyogo-pref. Japan