思い出の昭和、そして上月町 |
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(第29話)かけっこ秋の運動会のシーズンもとっくに過ぎて、初冬を迎えた今になってふっと思い出したのですが、私が覚えている一番古い運動会に関する思い出があります。小学1年生のころだと思います。当時はどこの親も考えることは同じで、そのときの体型に合わせて服とか靴を買ってくれるなんてことはなかったのです。よほど恵まれた家だけだったでしょう、ぴったりの服とか靴を買ってもらえるのは。 さて、我が家も他所と同様で大体が「大きめ」の服とか靴を買ってもらっていたはずです。 そんな少し大きめの靴というのが私の運動会デビューをくらーいものにしてくれました。私は長男でわりかし物事をはしゃいで考えられない性格でした。現在は「それがどないしてん?」的生き方をしていますので、世の中恥ずかしいことはなくなってきていまして、これも少し厄介なことにもなっています・・・ しかし、子供のときの私は恥ずかしがりやで引っ込み思案でした。 さて、晴れ渡った秋空のもと、いよいとかけっこの始まりです。 一年生ですから50メートル競争だったでしょうか、一直線のコースでした。誰と走ったのかも覚えていません。 とにかくバックネット方向に向かって斜めのコースだった思います。目の前にバックネットが迫ってきましたので・・・。 「よーい、ドン!!」の笛の音とともに走り始めました。周囲から「わー」という声援が聞こえてきました。無我夢中で走っていたそのときのことです。「大き目の靴」が脱げてしまったのです。 「あかん」と思った私はいきなりUターン。 後ろに脱げて飛ばされた靴に向かって私は後戻りをしたのです。そのとき会場から大きな笑いが・・・・・ そのまま走り抜ければよかったのでしょうが、生来「きまじめ」だった私は靴をとりに戻ってしまったのです。 すごく恥ずかしがりやの私の落胆振りったらなかったです。 ま、現在でも生真面目で、恥ずかしがりやでの私です。(性格は幼少のおころとぜんぜんかわりません。「それがどないしてん的生活」は恥ずかしがり屋を払拭するための処方です) <<2005.12.10記>> |
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