思い出の昭和、そして上月町
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(第21話)いたずら3連発

小学6年生のころ、最終の時限が終わってから「反省会」なるものがありました。最終的には、まるで「ちくり会」的様相を呈していました。
そんな中、わたしも糾弾されるべき「悪いこと」をしてしまいました。

その1:放課後の掃除で図工室を受け持ったときのこと、教壇に絵の具が放置されているのを発見。
その絵の具の中に赤色を発見した私は「妙案」を思いつきました。
赤い絵の具は血の色?
へへへへ、いいこと思いついた。私はその赤色絵の具をまるで指の間から血が滴ったようにうまく手の甲に塗りました。
で、その血の滴った両手で顔を覆って「わあー!!」と、まるで顔に大怪我をしているかのふりをして女の子の前で演技したのです。
パニックに陥った女子たちから糾弾されました。

その2:理科室にあった人体模型。
へへへへへ。いいこと思いついた。その模型の各パーツは外せるのだ。当然その腕も外せるのだ。その腕は筋肉と血管が表されていたので思いついたのは・・・・
当時の私たちの制服は「上っ張り」的なもので、袖の末端はゴムで絞られていました。で、手を引っ込めて、その自分の手の代わりにくだんの人体模型の腕をさしこんで・・・・・
背後から女子の肩をとんとんと叩いて・・・、振り向いた彼女たちのパニくりの面白さ。
かくして、「反省会」で糾弾されるはめに・・・・

その3:これは反省会では糾弾されなかったのですが、某女子のランドセルの中身をすり替えた事があります。某歯科医院のご令嬢様、M嬢のランドセルの中身を「石ころ」にすり替えたことがあります。
中身の教科書、ノートを抜いて、そのかわり重量的に同じくらいの石をつめてやりました。放課後全く気が付かないM嬢は校庭を横ぎって帰路についていました。
いくらなんでもしゃれにならんぞ、と判断した私は「おーい!!ランドセルの中をみたかあー!!」と白状してしまいました。そのときの相棒H君は若くして骨肉腫という難病で亡くなってしまいました。合掌・・・・・・・・。
<<2005.09.22記>>
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